クマノミを釣ろう

(photo Izumi, text Chiaki)

クマノミが釣りたい

水族館で人気者な可愛い魚が釣れたら、テンション上がりますよね。今回は「ファイディング・ニモ」のニモでお馴染みのクマノミを探しに行ってきました。クマノミの仲間は日本には全部で 6 種類います。ニモはカクレクマノミという、比較的浅海のサンゴ礁や砂泥域にいる種です。

柏島へ

クマノミが属するスズメダイ科は温かい海に生息しています。黒潮が近い暖かい海に行けば見つけられそうです。以前一度見かけたときは、和歌山県の串本の堤防沿いで泳いでいました。今回は、高知県の西の端にある島、柏島にやってきました。

柏島の青く透き通った海がとてもきれいです。この日はお盆シーズンだったので、多くの方が海水浴をしていました。

海水浴場の近くで釣りはできないので、釣りができるところを探して歩いてみます。漁港を見つけたので、早速釣りを開始しました。クマノミは小さいので、食べるものも小さく、なかなかルアーだと難しいです。今回はサビキでトライしました。安定のアミ姫。


海を少し覗き込むだけで色々な種類の魚が泳いでいます。サビキを落とすとたくさんの魚が寄ってきました。下の写真はグレの稚魚。きれいな体色ですね。

下の写真のこれはアカササノハベラ。

これはミツボシクロスズメダイでしょうか。幼魚が可愛くて人気な熱帯魚ですね。

周りの風景はこんな感じです。釣り船やグラスボート、ダイビング用の船など、色々な船が停まっています。右奥に見える生簀では、クロマグロを養殖しているようで、この日も大量のイワシをエサとして撒いていました。

手に持っている魚が入った小さな水槽は、陸っぱりで魚が釣れた時に観察できてとても便利です。


クマノミが釣れた

場所を変えつついろんな魚を釣りつつ、サビキを続けていると・・
クマノミが釣れました!

これはクマノミの仲間のなかでも「クマノミ(Amphiprion clarkii)」と呼ばれる種ですね。釣り上げられて興奮しているのか、環境のせいなのか、オレンジよりも黒っぽい体色になっています。尾鰭がオレンジ色に色づいていますが、これはクマノミの婚姻色です。

この日は、釣り以外にも海水浴をしたりグラスボートに乗ったり色々と楽しみました。グラスボートからはアオリイカの群れが見えたりして楽しかったです。陸っぱりでエギングをしている人もちょこちょこいましたね。

おわりに

温かい海ではカラフルな魚がたくさん見られ、リアルな水族館のようで楽しいです。サビキはお手軽で誰でもできるのでおすすめです。

撮影機材:RICOH GR Ⅱ

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