マダガスカルのカメレオン

マダガスカルの中・大型カメレオン

今回マダガスカルを旅して思ったのは、カメレオンはすごく身近にいる生き物だということです。もちろん森の奥地でひっそり暮らしている種もいますが、人里でも暮らしている種もいました。ただいつでも目に付くという訳ではなく、注意深く見ていると「そこにいたか」とわかる感じです。擬態がうまいうえにじっとしていて、なかなか探すのが難しい生き物でした。

どんな生き物もそうですが、野外で見つけられるようになるには何度かその生き物を見る経験が必要です。AIがたくさんの画像を学習するように、人もたくさん見ることで、森の中から生き物を認識できるようになります。

今回のブログは、マダガスカルで見た中・大型カメレオンの写真をひたすら並べます。生息している環境のイメージがつくと、実際マダガスカルに行ったときによりたくさんのカメレオンを見つけられるはずです!ぜひざっと眺めてからマダガスカルに行きましょう!!

小型のヒメカメレオンは次回の記事で紹介します。

ウスタレカメレオン(Furcifer oustaleti)

マダガスカル全域に生息する大型のカメレオンです。繁殖期には道路脇をてくてく歩いている姿を見かけます。マダガスカルにいったら最も出会える可能性が高い種です。人と同じ目線の高さにもいるので、比較的見つけやすいです。頭のカスクが大きいのが特徴なので、覚えておいてください。写真4枚は全部違う個体になります。


パンサーカメレオン(Furcifer pardalis)

こちらも大型のカメレオンでマダガスカル北部や東部に生息します。ウスタレカメレオンほどカスクは大きくありません。またウスタレカメレオンと比べると鼻が前に突き出ています。色や柄は地域によって様々です。

木の高いところにいることが多く、自分から離れたところにいるので、同定が難しかったです。正直ちょっと自信ないです。今回見た5個体の写真を載せます。


ショートホーンカメレオン(Calumma brevicorne)

フラップ(カスクの後ろにある耳飾りのような部分)が特徴のカメレオンです。まるで象の耳のようでとてもかわいらしい種です。模様や色は、樹皮や地衣類そっくりなので、見つける難易度はやや高めです。


キガシラカメレオン(Calumma amber)

ここからは以前に紹介したカメレオンたちです。詳しくは前のブログを見てね!

アンバー山で世界最小のヒメカメレオンに出会う
世界最小のカメレオン・ツブヒメカメレオンを見にアンバー山国立公園を歩きました。落ち葉の中から小さい体が見えたときは、とても感動しました。

フルサイズ換算 70 mm で撮るとこんな感じ。周囲の葉っぱに紛れて見つけにくいですね。

500 mm で見ると、体の模様までよく観察できます。背景もすっきりしてよいです。


アンブルカメレオン(Calumma ambreense)

こちらも以前の記事で紹介したカメレオンです。

アンバー山で世界最小のヒメカメレオンに出会う
世界最小のカメレオン・ツブヒメカメレオンを見にアンバー山国立公園を歩きました。落ち葉の中から小さい体が見えたときは、とても感動しました。

見つけたときはこんな感じ、これでも肉眼よりはやや望遠気味です。

近寄るとカメレオンとわかります。


アオハナカメレオン(Calumma linotum)

アオハナカメレオンも以前の記事で紹介しました。

アンバー山で世界最小のヒメカメレオンに出会う
世界最小のカメレオン・ツブヒメカメレオンを見にアンバー山国立公園を歩きました。落ち葉の中から小さい体が見えたときは、とても感動しました。

小さく細いカメレオンなので、細い枝にも簡単に隠れることができます。この子も見つけるのは至難の業ですね。ナナフシを探すような感覚で枝を見ないといけません。


次回は

いかがでしたでしょうか?これで皆さんもマダガスカルにてカメレオンを見つけられそうでしょうか?

次回はマダガスカルで見たヒメカメレオンを紹介したいと思います。ではまたね!

撮影機材:Sony α7 IV, FE 200-600mm F5.6-6.3, SIGMA 24-70mm F2.8
現像ソフト:Adobe Lightroom
旅の手配:ARICS TOURS 黒川さん
観察時期:2024年1月

コメント

タイトルとURLをコピーしました