コスタリカのエレファスゾウカブト

(photo & text Izumi)

エレファスゾウカブトとは

体長はオスで最大約140mm、メスで最大約80mmになる大型のカブトムシです。角は体の割に小さめですが、体が大きく世界最重量のカブトムシです。ヘラクレスオオカブトより重いことで有名です。体の表面には黄土色の毛がたくさん生えており、ビロード状の大変美しいカブトムシです。中米から南米にかけて生息しています。日本でも人気のカブトムシで、飼育している方も多いのではないでしょうか。

ゾウカブトの生る木

コスタリカを旅行した際に、エレファスゾウカブトがたくさん集まる木を訪問しました。そんな木が本当にあるのかと半信半疑でしたが、行ってみるといました。めちゃめちゃいました。一生分のゾウカブトを10分で見れました。こちらがオス、ビロード状の表面、左右に飛び出した胸角、グロス表面の頭角などびっくりするほどかっこいいです。

こちらはメスです。メスはオスと違い、胸部のビロードが少ないです。

とにかくたくさんいます。

そこら中にエレファスゾウカブト

木を下から見上げた様子です。写真の中だけで10匹はいますね。

地面を見てもゾウカブトがたくさんいました。木から落ちてしまったゾウカブトが再び木に登ろうとしています。

ちなみにこのゾウカブトの生る木の周りには、アメリカ資本のバナナ農園が広がっています。ゾウカブトはどこから飛んでくるわけではなく、この数本の木の狭い範囲で生活しているようです。ゾウカブトを見に行った際はぜひバナナ園も外から見学してみてください。日本とは異なり、広大な敷地で行う農業に驚くと思います。バナナ園の中に空港があって農薬散布用の飛行機が離着陸していたり、農園の中に張り巡らされたレールを使ってバナナを運搬していたり、日本との違いに目を見張るでしょう。

撮影機材

撮影機材:Sony a7Ⅳ, SIGMA 24-70mm f2.8, RICOH GRⅡ
旅の手配:さくらツーリスト

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