「幻の魚」ゴギを釣る

(photo Izumi, text Chiaki)

ゴギ(Salvelinus leucomaenis imbrius)とは

今回は、渓流でゴギを釣りに中国地方にやってきました。

ゴギとは、中国地方(山口県、広島県、島根県、岡山県)の源流域に生息するイワナの亜種です。イワナの亜種は全部で四種類いますが、ゴギは体表にある淡色斑模様が頭まで入るのが特徴です。島根県のサイトでは「幻の魚」と表現されており、自然の保たれた山の源流部に生息しています。イワナについてもっと詳しく知りたい人は「サケマス・イワナのわかる本」がおすすめです。

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遊漁券を買いましょう

渓流釣りを楽しむときは、その地域の漁協さんから遊漁券を買いましょう。最近はネットからでも買えるようですが、今回は現地で入手しました。売店のおばちゃんが、最近はあまり釣れたという話を聞かないねと言っていたので少し不安。さっそく山に入ってみましょう!


ゴギに出会う

山に入りました。五月、新緑の美しい季節。春雨に濡れた若葉がとてもきれいです。景色と雰囲気を楽しみながら山歩きができるのも渓流釣りの醍醐味ですね。関西の山と違って鹿の食害がなく、地面が下草に覆われています。ちょうどチャルメルソウが開花期を迎えていました。豊かな森なので、イワナも期待できそうです!

前日は雨が少し降り、また当日も朝から霧雨がありました。雨が降るとイワナがよく釣れるそうです。イワナが溜まってそうな落窪を見つけたのでさっそくキャストしてみます。

一投目、Izumi にはゴギが、Chiaki にはタカハヤがヒット!写真の下に写っているのががゴギ、上がタカハヤです。

ルアーはボトムノックスイマーⅡを使用しました。まだ水温の低い春先は、しっかりボトムを通せるルアーが良いです。

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頭の先端までしっかりと淡色斑模様が入っているのが分かります。天然のゴギです!イワナは体高の半分の水深があれば、その水の中を移動できると言われています。這うようにくねくね移動するので、まるでヘビのようです。ヒレもいかにも歩けそうな形状をしています。


次々と飛び出してくるゴギ

渓流を登りつつ、ルアーのキャストを続けていると、次々とゴギが出てきます!どうやら今日は活性が高そうです。キャッチしたあとは、すべて丁寧に息を整えてからリリースします。


シンキングミノーも有効でした。体の小さい個体もルアーに食いついてきました。キビキビと動くルアーめがけて飛び出してくるゴギたち。楽しいですね。


今回の釣りで一番きれいだった子です、さび色の頬、オレンジ色に染まった体色。美しいです。最初の1匹目より側面の淡色斑模様が薄いです。より純血のゴギということでしょうか?


タックルデータ

釣りをした区間はわずか 200m 程度でしたが 10 匹以上のゴギを見ることができました。さまざまな動植物の息吹が感じられる、豊かな森でした。関西にもこういう森が欲しいです!

今回のタックルデータです。

■ Izumi
 ロッド:XT511-5S(Huerco)
 リール:ストラディック C2000S

■ Chiaki
 ロッド:ファインテールFTX(メジャークラフト)
 リール:ステラ C3000SDHHG



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