(Photo & text Izumi)
水中が見えるPLフィルターとは!?
PLフィルターは、レンズに取り付けて反射光を抑えるフィルターです。これを使うと水面のぎらつきが軽減され、水中が見やすくなります。水中の魚を見るために釣り人が偏光サングラスをかけるのと同じです。
今回そんな便利なPLフィルターを、iPhone用に自作してみました。実際に使用してみるとこの通り水の中がきれいに見えました。左の画像がフィルターなし、右の画像が自作フィルター装着時の画像です。
なぜ自作するか?
いろいろなiPhone用のPLフィルターが販売されていますが、大きすぎてポケットに入れにくいです。iPhoneの複数のレンズ全てを覆う大きいフィルターと、iPhoneに取り付けるためのクリップがついています。
そこで、レンズそれぞれに付属するようなコンパクトなPLフィルターを自作することにしました。
材料
極力、百円ショップや家電量販店などの身近なお店で手に入る材料を採用しました。どうしても部品がないものは、3Dプリンターを使って造形しました。
- カメラ保護ガラス(ダイソーで購入)
- 偏光板(ヨドバシカメラで購入)
- 接着剤スーパーXブラック(近所のホームセンター)
- 3Dプリンターでの自作キャップ(ABS樹脂)
3Dプリンターは「Adventurer 5M Pro」を使いました。

モデリング
まず表の様子。中央のへこんだ部分にガラスと偏光板が乗ります。

そして裏。iPhoneのレンズにはまるようにキャップのような構造をしています。内部に切りかけを設けることでiPhoneのレンズにかっちりはまります。

組み立て
まずダイソーのカメラ保護ガラスをパッケージから取り出します。下の写真のように、黒い粘着テープがついていますので、これを外します。

はがすとこんな感じです。銀色のリングの中に、黒い円周状のテープでガラス板が貼り付けられています。ガラス板を指で押すことで、銀色のリングからガラス板を取り外すことができます。(押す方向を間違えないようにしてください!間違えるとガラス板が割れます)

取り外した様子です。左下が銀色のリング。右下がガラス板と黒いテープ。上が黒いテープをもはがしたガラス板です。このガラス板のみを使用します。

続いて偏光板をカットします。ガラス板の直径以下になっていればOKです。

3Dプリンターで造形したキャップに接着剤を塗り、偏光板、ガラス板の順で重ね合わせます。接着剤はスーパーXブラックを使用しました。黒色を選んでいるのは、迷光を極力少なくするためです。

これをiPhoneのレンズにはめたら完成です!ABS樹脂が接着剤がはみ出ているのが少しかっこ悪いですが、そこは後に改良予定です。

PLフィルターの効果は抜群
さっそく完成したPLフィルターを持って水辺に行ってきました。効果は抜群でした。
まずこちらの写真を見てください。フィルターを装着することで、船の水面反射がきれいになくなり、水中のロープが見やすくなりました。左の画像がフィルターなし、右の画像が自作フィルター装着時の画像です。
続いて消波ブロックを見た様子。左の画像がフィルターなし、右の画像が自作フィルター装着時の画像です。
フィルターなし状態では水面反射で水中が全く見えませんが、フィルターをつけると消波ブロックがはっきり見えました。水中の魚も写真に写すことができました。
かかった費用
買い物は、ダイソーの保護ガラス110円と偏光板396円の合わせて506円でした。これに加えて、家にあった接着剤と3Dプリンターを使用しました。3Dプリンターの印刷時間は約4分でしたので、ここはあまり費用はかかっていません。
最後に
iPhoneにつけっぱなしにでき、ポケットに入るコンパクトサイズなPLフィルターができました。非常に便利なので釣りに行く際はマストアイテムになりそうです。簡単なので、ぜひみなさんも作ってみてください。
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