( photo & text Izumi )
今年は自分の作ったエギでイカを釣りたい Izumi です!
最近、お家でまとまった時間を確保できたので、3D プリンターでルアーを作ってみました。割といいエギができそうなので、その軌跡を書きたいと思います。はまりポイントや、3D プリンターだからできる利点も徐々に公開していきます!
Adventurer 5M Pro(3Dプリンター)
家庭用3Dプリンターを買うなら、まず Adventurer 5M Pro を買っておけば間違いないでしょう。FDM 方式(熱溶解積層方式)といって、材料を溶かして積み重ねていく方式のプリンターで、ABS や PLA といったプラスチック類を使うことができます。
世の中の多くの 3D プリンターは囲いがなく、積層するステージやヘッドがむき出しの状態ですが、この Adventurer 5M Pro は囲いがついています。この囲いのよって温度も安定しますし、何より静かなのが良いです。リビングでプリントしていても、他のことができるレベルには静かです。
そして家庭用 3D プリンターといえば、ステージの位置やヘッドの位置を補正する作業がうんざりするほど面倒だと思ったこと皆さん一度はありますよね。Adventurer 5M Pro はそのあたりすべて自動なんです。扱うのに専門知識はいりません。CAD を書いて、Go するだけです。

Autodesk Fusion (3DCAD)
無料で使える 3D CAD の中では Autodesk Fusion が圧倒的おすすめです。数十万円するような有料 CAD に匹敵する使いやすさです。
※ただし商用利用する場合は有料です。ルアーを作って販売する場合は有料版 Fusion を買いましょう。
3D CAD のモデリング手法は大きく分けて2つあります。①ソリッドモデリング と ②サーフェイスモデリング です。ソリッドモデリングは、中身の詰まった物体を積み木していくようなイメージで、サーフェイスモデリングは薄い紙で表面のみを作っていくイメージと思ってください。機能を作っていくには寸法を決めやすいソリッドモデリングが向いていますし、デザインを描くには曲面形状を作りやすいサーフェイスモデリングが向いています。
さて Fusion にはその両者のいいとこどりをしたような「フォーム」という機能があります。粘土をこねこねするような感覚で形状を作れます。私はこのフォームを使ってエギを作ることにしました。
エギ3.5号のモデリング
というわけでモデリングした結果がこちら!
エギ専用のシンカーを家で作るのは難しいので、市販のボールウェイトで代用したところが工夫点です。家で鉛を溶かして専用シンカーを作っても良いのですが、なかなか面倒ですし、危ないし、何より正確に重さを合わせるのが大変。ボールウェイトにしておけば、簡単に重さ違いも作れるし、ボールを固定しなければラトルエギも作れてしまうという優れものです!
専用シンカーのあった位置には、シンカーらしき突起を 3D で作りこんでいます。海底に着いたエギはこの突起を頂点にして海底で立つ想定です。立ってゆらゆらすることもエギのポイントです。突起形状も自由にデザインできるところも、専用シンカーを使わないメリットで、今後より望ましい形状を探っていきたいです。
プリントのコツ
PLA と ABS でプリントしてみました。ABS の方が軽くて強度があります。小さいルアーで内部に空気が少ないルアーには ABS が向いていますが、ある程度サイズ感に余裕のあるエギは、正直どっちの素材を使ってよいと思います。 Adventurer 5M Pro では PLA と ABS でプリントしてみました。ABS の方が軽くて強度があります。小さいルアーで内部に空気が少ないルアーには ABS が向いていますが、ある程度サイズ感に余裕のあるエギは、正直どっちでも良いと思います。
Adventurer 5M Pro の初期設定では、PLA には外枠が付きませんが、ABSには外枠が付きます。外枠はプリントする際に、造形物がステージからはがれるの防ぐために印刷される台座のようなものです。
写真はABSのもの。プリント自体はよくできたのですが、外枠をはがす際にエッジがやや汚くなりました。左右別々にプリントして、貼りあわせてルアーを完成させます。貼りあわせ面のエッジが汚いと接着しにくかったです。ルアーとラフトの間の隙間を調整するか、プリントの向きを調整すると良いでしょう。

組み立てて完成!
プリントは20分くらいでできました。早い! ウェイトボールを入れ、貼りあわせて、コーティングを施し、カンナを付けたらたら完成です。

羽とか目とかはつけていませんが、とりあえず試作1号できました!洗面台に水を張って、エギを沈めた様子。姿勢はいい感じ。比較用に入れたエメラルダスラトルと比べると、頭下がりの前重心になっています。ディープ用と思って作っているので狙い通り。

いざ動きを確認してみると、
いい動き!試作1号にしては上出来です!ちゃんと左右にダートしています。
終わりに
春先までに改良を重ね、でかいイカを釣れるエギに仕上げます!
計画では5月におかっぱりでキロアップを釣り、その後はオフショア用のエギ・ティップランエギやイカメタル用のエギも作ってみたいです。
Chiaki が3Dプリンター用にホコリよけのカバーを作ってくれました。かぎ針編みを始めて1か月ちょっと、すごい上達スピードです(笑)私も頑張らなきゃ。

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